【発達障害流】失礼な発言を減らすために、NG話題を決めよう

対人 発達障害

こんにちは、マイノリライフです。
先日に下記のツイートをしました。

発達障害らしき部下が数名いるという営業の方に会いました。
顧客に対して部下が失礼な発言をし、 「担当を変えてくれ」 といわれることが多いそう。
指導するも改善できないと悩んでいました。
発達障害というワードにも自力で辿り着き、勉強しつつ指導してる様子。
凄い方と思いつつ、大変そう。

ぼく自身も発達障害で、ASDとADHDを持っています。
ぼくも失礼な発言は多かったのですが、そもそも失言をしたという自覚が持てずに、人に言われるまで気づかないこともザラでした。

今回はある種の話題を避けることで、失言を減らす方法をお話します。

発達障害をお持ちの方だけでなく、指導する立場の方に向けて理由も解説するので、ぜひお役立てください。

悪気なく失礼な発言をするから、直しづらい

ぼくもそうだったのですが、発達障害の人は普通の人に比べて失礼な発言をしやすい傾向があります。
これ、直すの結構むずかしいのですが、理由は下記の通りです。

  • 本人には悪気がなく、失礼だと思っていない
  • 衝動性が強いので、ポロっと言ってしまう
  • 自分の意図とは違う伝わり方をしてしまう

大体こんな感じで、本人は悪気がない場合がほとんどでしょう。
悪気がないので、何がいけなかったのか分からないから直せない。

すぐ直すのは難しくても、失礼な発言をしやすい話題は避けることができます。

  • その①:身体的特徴に触れない
  • その②:性別が関係する発言をしない
  • その③:収入について聞かない
  • その④:病気関連は慎重に
  • その⑤:家族関係は聞かない
  • その⑥:相手の過去の話に触れない
  • その⑦:相手の好きなものを聞かない

失礼な発言をしてしまう理由を見てから、これらの話題を避ける理由を解説します。

本人には悪気がなく、失礼だと思っていない

発達障害には人の気持ちを感じ取りづらいという特性があるからです。

  • 相手の反応を見て、失礼なことを言ってしまったと気付く
  • これを言ったら相手はどう感じるか想像してから発言する

普通の人たちは子供の頃からこんなふうにして、人との関わり方を自然に身に付けてきたはず。
失礼な発言をしてしまっても、相手の反応を見て嫌そうだったなと気付いたら、次からそういう発言は控えますよね?

自然にトレーニングを積んできた、と言えます。
人の気持ちを感じ取りづらいという特性が強いと、このトレーニングを積む機会がだいぶ減ります。

人の気持ちが感じ取れないので、相手が少しムッとしたぐらいでは気付かない
指摘されるまで気付かないが、指摘される機会は少ない
気付く機会が少ないうえに、大人になってからだと子供の頃より身につかない

こんな感じで、相手の反応というデータが少ない。
データが少ないので、自分の発言で相手がどう感じるか想像しづらい。

衝動性が強いので、ポロっと言ってしまう

ADHDの特性として、衝動性が強いというものがあります。

思いついたからやっちゃった。みたいな感じですね。

これが先ほど話した、何が失礼で何が失礼じゃないのか分からない、という状態と組み合わさると非常にやっかいです。

考えてから発言しても失敗することが多いのに、考える前に発言したらより失敗しやすいのは明らかでしょう。

また、せっかく「これを言ったら失礼だな」と気付いても、突発的にポロっと言ってしまっては意味がありません。

これに関してはぶっちゃけ練習あるのみとしか言いようがないのですが…

何かを言おうと思ったら、一瞬グッと堪えてから発言するクセを付けると良いかもしれません。
これを言ったらどうなるかは、とりあえず考えなくてもOKです。
まずは言おうと思ったことを喉元で一瞬押さえることに慣れましょう。

慣れてきたら、考えてから発言する練習をする。
一歩ずつステップアップです。

自分の意図とは違う伝わり方をしてしまう

ぼくもそうなのですが、発達障害って基本的にマルチタスクが苦手で、そのせいで口下手な人も多い気がします。

ここでは詳しく話しませんが、頭の中で常に情報の洪水が起こってる感じ。
外から受け取る情報も多いし、ポップコーンがはじけるみたいに次から次へと頭に色々な考えが浮かぶんです。

  • 頭の中にある情報を分かりやすく並び替えて、口に出す。
  • 自分が話しつつ相手の話も聞いて、何を言うか考える。

これって結構なマルチタスクで、使う単語や言葉の並べ方を間違えて、意図していたのはまったく違う伝わり方をすることもあります。

正しく伝えられていれば失礼でもなんでもなかったのに、伝え方を間違えてしまったことで意味が変わり、失礼になってしまうということも多いはず。

失礼な発言をしやすい話題について解説します

ここまで失礼な発言をしてしまう理由を見てきました。
ここからはその理由を踏まえて、どういった話題だと失礼な発言をしやすいのかを見ていきます。

  • その①:身体的特徴に触れない
  • その②:性別が関係する発言をしない
  • その③:収入について聞かない
  • その④:病気、障害関連は慎重に
  • その⑤:家族関係の話題を振らない
  • その⑥:相手の過去の話に触れない
  • その⑦:相手の好きなものの話題は慎重に

これらの話題を避けることで失礼な発言をしてしまう確立はかなり下げられると思います。
順番に見ていきましょう。

その①:身体的特徴に触れない

誰だってコンプレックスのひとつやふたつはあると思いますが、それをバカにされたらむかつきますよね?

例えとして、天然パーマがコンプレックスの人との会話を想像してみてください。

「髪型オシャレですね。パーマ当ててるんですか?」
「天然パーマなんですよ。学生の頃の頭髪検査とか最悪でした」
「あー、大変そう。でも似合っててうらやましいなぁ。」
「あんまいいことないですよ。いじられることも多かったし」
「でもかっこいいじゃないですか。パーマ代かからないし」

肯定的な反応がひとつもないので「あ、この人はたぶん髪のこと触れて欲しくないな」と気付けるはず。
しかし気付けないので、こんな感じで延々と触れて欲しくないことに触れつづけます。

自分では相手を褒めているつもりかもしれませんが、相手はけなされたと感じているかもしれません。

同じ身体的特徴でも人によってコンプレックスだったり、逆に自慢だったりと受け止め方は違ってくるので、極力触れないほうがいいでしょう。

その②:性別が関係する発言をしない

デリケートな話題になりやすいので、触れないほうがまず間違いありません。

言葉の選び方も難しいですし、ただでさえ人の気持ちを感じ取りづらいので、相手が異性だった場合はなおさら気持ちを読みづらいはず。

男だから女だからのような発言は価値観の押し付けになりやすいですし、失言ひとつで相手に強い不快感を与えやすい話題です。

その③:収入について聞かない

これは世の中的に常識とされているものです。
常識に疎い場合も多い発達障害ですが、一般的に常識といわれているものは一通り押さえて、その通りにすると失敗は減ります。

  • インセンティブのある営業同士
  • 仕事はすべて自分次第のフリーランス同士
  • 全責任を自分で追わなければならない社長同士

上記のようにお互いに参考になるから話したいよ、というケースもありますし、聞かれても気にしない人もいます。

しかし、相手との新密さや聞き方など色々な事情が絡みやすい話題でもあります。

自分で見極められるようになるまでは、常識に従ったほうが失礼な発言は減らせるはずです。

その④:病気、障害関連は慎重に

これもデリケートな話題ですね。

特にこの手の話題はきちんとした知識がないと適切な配慮をしづらいものなので、触れないほうが良いです。

さて、ちょっと例え話をしますが…
先に謝っておきます、ごめんなさい。

「発達障害とか甘えでしょ?やる気ないやつらの言い訳だよ。」

むかつきません?
ぼくは基本クローズで働いているので発達障害の話題になりにくいのですが、たまにこういうのが聞こえるとイラっとします。

知識がある人が、理路整然と言っているのは何とも思わないし、関わりのある人に否定的なことを言われても「まぁしょうがないよね、迷惑かけてごめんね」と思いますが、赤の他人がイメージだけで言ってるのを聞くのとは違いますよね。

同じことを他人にしないように配慮しましょう。

その⑤:家族関係の話題を振らない

家庭が上手く行ってない人もいますし、親との関係が良好でない人もいます。

適切な配慮ができるなら良いと思いますが、人の気持ちを感じ取りづらく、配慮のスキルが低いうちは触れないべき話題でしょう。

親を憎んでいる人に「親は大事にしなくちゃ」と一般論を言っても「お前に何が分かるんだよ」って感じですよね。
逆に親との関係が良好で「親は大事にしなくちゃ」と思っている人に、親が憎いなんてことを言うと、引かれますよね。

家庭は人それぞれなので、配慮の仕方が難しいです。

その⑥:相手の過去の話に触れない

触れて欲しくない過去がある人もいます。
相手の過去にグイグイ踏み込むのは避けましょう。

  • 人の気持ちを読み取りづらいので、聞いていいこと悪いことの線引きが難しい。
  • 相手の気持ちを想像しづらいので、良かれと思っての発言で傷つけてしまう。

相手の過去の話に触れると、こういうことが起こりやすいです。

ただ、相手から話し出した場合はあなたに聞いてもらいたいということでしょうから、きちんと聞いて、誠実に話してください。

その⑦:相手の好きなものの話題は慎重に

好きなものの話は聞いてもらいたいですよね。
相手の好きなものの話題を振るというのは、会話の潤滑剤として非常に有効なのですが、配慮が欠けていると相手を傷つけてしまうこともあります。

好きなもの≒大切なものだと思いますが、大切にしているものをけなされたら傷つきます。

失言を避けるという意味では、こういう話題は自分からは振らないほうがいいかもしれません。

過去の話題と同じように、相手から好きなものの話をしてもらったときは、相手の話を遮らずに、きちんと聞くことを大切にしましょう。

徐々に練習して、配慮しつつ話したいことを話そう

ここまで、ある種類の話題を避けるという方法で、失礼な発言を回避することを話してきました。

正直、これじゃ何も話せないじゃん。と思われたかもしれません。
建前だけで話すというか、表面だけ取り繕うというか…

まったくその通りで、これじゃ親密な人間関係は築けません。

あくまでこれは、仕事上の、特にお客さんと話すとき等に使える応急処置です。
友だちと話すときとは違いますし、仕事上でも常にこの話題を避け続けろとも言いません。

まずはこれを試しつつ、練習して徐々にできることを増やしていってください。
適切な配慮ができるようになったら、「この話題は今まで避けてたけど、これからは話せるかもしれない」と挑戦してみてOKです。

誰と、どこまで話すのか。どういう関係になりたいのか。
相手の反応を見ることに少しずつ慣れて、状況や立場を見極められるようになったら、少しずつ色々な話題を解禁してみましょう。

失敗を繰り返しつつ、思いやりのある人間を目指そう

ここまで読んでくれてありがとうございます!
発達障害があると、とにかく失敗が多い。

ぼくも失敗したことはすごく多くて、自分の発言で人を傷つけた回数は計り知れません。
でも、どうしてその発言で傷ついたのか。何がいけなかったのか教えてくれた人がいて、少しずつ「配慮」というものを覚えられた気がします。

生きていれば色々な人と関わらざるを得ませんし、自分の本音を聞いてもらいたい人だってできるでしょう。

そのとききちんと伝えたいことを伝えられて、配慮しつつお互い気持ちよく話せるようになるために、毎日練習してください。

ぼくはこれからも練習と勉強を繰り返していくので、新しい発見があったらまた書きますね。